~成婚につながる婚活カウンセラーに必要な「心を開く関わり方」~
婚活カウンセラーとして会員さまと関わっていると、
「もっと申し込みをしたほうがいいのに」
「もう少し積極的に動けばいいのに」
「そんなに考えすぎなくてもいいのに」
「もっと素直になったら、うまくいくのに」
そう思うことはありませんか?
会員さまのことを思っているからこそ、
「こうしたほうがいいですよ」
と伝えたくなる。
もちろん、正しいアドバイスをすることは婚活カウンセラーの大切な仕事です。
でも……
人は、正論だけでは動きません。
今日は、私の母との出来事から改めて感じた、
「会員さまが自分から動きたくなる関わり方」
についてお話しします。
83歳の母に、何度言っても伝わらなかったこと
先日、83歳の母の検査とリハビリのため、病院へ行ってきました。
母の生きがいはガーデニング。
毎日庭に出て、花のお世話をするのが大好きです。
でも最近は少し体力が落ちてきていて、私は心配していました。
そこで以前から、
「少し散歩したら?」
「歩いたほうがいいよ」
と、何度も言っていたんです。
でも母は、
「家の中で歩いてるから大丈夫」
と、なかなか聞いてくれませんでした(笑)
ところが先日、病院の先生から、
「今のままガーデニングを続けるためにも、体力をつけることが大切ですね」
「まずは無理のない範囲で歩く習慣をつけてみましょう」
と言われたんです。
すると……
母が突然、
「朝、公園を一周してみようかな」
と言い出しました。
「えっ!?」
今まで私が何度言っても聞かなかったのに(笑)
思わず心の中でツッコミました。

なぜ先生の言葉は届いたのか?
そこで、私は考えました。
私も先生も、
「歩いたほうがいい」
と伝えています。
では、何が違ったのでしょうか?
先生は、ただ、
「歩きましょう」
と言ったわけではありませんでした。
検査結果を見ながら、母の今の体の状態を説明し、
「なぜ歩くことが必要なのか」
を、母が理解できるように伝えていました。
そして、
「これからもガーデニングを続けたい」
という母の思いにもつなげてくれたんです。
だから母は、
「先生に言われたから歩かなきゃ」
ではなく、
「これからもガーデニングを続けたいから、歩いてみよう」
と、自分で納得できたのだと思います。
ここに、婚活カウンセラーにとって大切なヒントがあると感じました。

会員さまを動かすのは「正しいアドバイス」だけではない
婚活カウンセラーは、会員さまよりも婚活について知識や経験があります。
だからこそ、
「こうすればいい」
「こうしたほうがいい」
という答えが見えていることも多いですよね。
でも、
カウンセラーにとっての正解と、会員さまが受け取れる言葉は同じとは限りません。
例えば、
「もっとお見合いを申し込みましょう」
というアドバイス。
カウンセラーからすると、
「出会いの数を増やすために必要なこと」
かもしれません。
でも会員さまの心の中では、
「また断られたらどうしよう」
「傷つきたくない」
「自分に自信がない」
という気持ちがあるかもしれません。
そこを理解せずに、
「もっと申し込みましょう」
と繰り返しても、なかなか行動にはつながりません。
まず「なぜ動けないのか」を知る
会員さまが動かない時、
「やる気がない」
「本気度が足りない」
と決めつけてしまうのは、とてももったいないことです。
なぜなら、その行動の裏側には、
本人も気づいていない気持ち
が隠れていることがあるからです。
例えば、
・断られるのが怖い
・失敗したくない
・自分に自信がない
・どう行動すればいいかわからない
・過去の経験から傷つくことを避けている
・本当は結婚したいけれど、焦っていると思われたくない
など。
表面上は、
「申し込みをしない」
という一つの行動でも、
その理由は人によって違います。
だからこそ、
「なぜ?」を知ることが大切なんです。
心が開くと、人は自分から動き始める
「この人は私のことをわかってくれている」
そう感じられた時、
人は少しずつ心を開いていきます。
そして、
「この人の話なら聞いてみよう」
と思えるようになる。
その状態になって初めて、
「じゃあ、やってみようかな」
という行動につながっていきます。
だから婚活カウンセラーに必要なのは、
単にアドバイスをする力だけではありません。
会員さまが安心して本音を話せる関係をつくる力。
そして、
その人に届く言葉を選ぶ力。
これが、成婚までのサポートにおいて、とても重要だと私は考えています。

「寄り添う」と「何でも受け入れる」は違う
ここで一つ大切なことがあります。
「会員さまに寄り添う」
というと、
何でも受け入れることだと思ってしまう方もいるかもしれません。
でも、私はそうではないと思っています。
本当の意味で寄り添うというのは、
会員さまの言うことをすべて肯定することではなく、
その人の気持ちを理解したうえで、必要なことを伝えること。
だと思っています。
「あなたはそう感じているんですね」
と受け止める。
そのうえで、
「では、どうしたら理想の結婚に近づけるでしょう?」
と一緒に考える。
この順番があることで、
同じアドバイスでも、会員さまの受け取り方は変わります。

だからこそ「個性を知る」ことが大切
私は、婚活カウンセラーのコミュニケーションにおいて、
「その人の個性を知ること」
を大切にしています。
人によって、
響く言葉も違います。
安心できる距離感も違います。
背中を押してほしい人もいれば、
まず話を聞いてほしい人もいます。
細かく説明してほしい人もいれば、
結論をシンプルに伝えてほしい人もいます。
同じ言葉を10人に伝えても、
10人全員に同じように届くとは限りません。
だから、
「私はちゃんと伝えているのに……」
ではなく、
「この人には、どう伝えたら届くんだろう?」
という視点を持つ。
これが、婚活カウンセラーのコミュニケーション力を高める大きなポイントだと思っています。
成婚率を高めるために必要なのは「会員さまを動かすこと」ではない
婚活カウンセラーの仕事は、
会員さまを思い通りに動かすことではありません。
会員さま自身が、
「やってみよう」
「変えてみよう」
「もう一歩進んでみよう」
と思える状態をつくること。
そのためには、
正しいアドバイスをする前に、
信頼関係をつくること。
そして、
その人の気持ちや個性を理解すること。
ここが土台になります。
人は正論では動かない。
今回、83歳の母との出来事を通して、改めてそう感じました。
母を変えたのは、
「歩いたほうがいい」
という正論だけではありませんでした。
自分の体の状態を知り、
なぜ必要なのかを理解し、
「これからもガーデニングを続けたい」
という自分の願いとつながったからこそ、
「歩いてみようかな」
という気持ちになったのだと思います。
婚活も同じです。
カウンセラーが正解を知っていても、
会員さまが納得できなければ行動にはつながりません。
だからこそ、
「何を言うか」だけではなく、
「どう関わるか」。
そして、
「その人にどう届くか」。
ここを大切にすることが、
会員さまの行動変容につながり、
結果として成婚への一歩を後押しするのではないでしょうか。
婚活カウンセラーとして、
「アドバイスしているのに、なかなか会員さまが動いてくれない」
「何を言えばいいのかわからない」
「会員さまとの距離が縮まらない」
そんな悩みがあるなら、
もしかすると必要なのは、
もっとアドバイスを増やすことではなく、
コミュニケーションの「ズレ」を知ること
かもしれません。
あなたの「正しい」が、
会員さまにとっての「受け取りやすい」に変わった時、
コミュニケーションは大きく変わります。
そして、
関わり方が変わると、会員さまの反応も変わる。
私は、そんな婚活カウンセラーを増やしていきたいと思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたの言葉が、会員さまの心に届きますように。


