会員さまとのすれ違い、なぜ起こる?

婚活カウンセラーに必要なのは「正しいアドバイス」より「相手を知る力」

こんにちは。

婚活カウンセラーのコミュニケーション育成をしている、あさです。

今日は、先日夫とラーメンを食べに行ったときの、ちょっとした出来事からお話ししたいと思います。

近所にある、いつも行列ができている人気のラーメン屋さん。

お店に入った瞬間、

「いらっしゃいませー!」

と元気な声が響きます。

店員さん同士も、

「〇番入りまーす!」

「ありがとうございまーす!」

と、大きな声で声を掛け合っています。

厨房もホールも大忙し。

店員さんが走るように動いていて、とても活気のあるお店でした。

「人気店って、こういう活気があるんだな」

と思っていたのですが……

私はだんだん落ち着かなくなってきました。

店内は熱気があり、声も大きい。

目の前を店員さんが何度も行き来する。

隣の男性は、席に座るなり、

「替え玉一つ!」

と大きな声で追加注文。

そして、爆食・早食い(笑)

それを見ているうちに、私まで、

「早く食べなくちゃ」

と、なぜか焦ってしまったんです。

ラーメンは、とてもおいしかった。

でも、食べ終わる頃には、私はすっかり疲れていました。

ところが、隣の夫はというと……

「いやー!元気があっていいね!」

「大きな声を聞いてたら元気になる!」

「ストレス発散になるね!」

と、満面の笑み。

私は疲れている。

夫は元気になっている。

同じ場所。

同じ時間。

同じラーメン。

なのに、感じ方はまったく違いました。

このとき私は、

「これって、婚活カウンセラーと会員さまの関係にも同じことがあるな」

と、改めて感じたんです。


「良かれと思っていること」が、相手には違って伝わる

婚活カウンセラーとして経験を積んでいくと、

「こうした方が成婚につながる」

「この場合は、こう動いた方がいい」

「もっと積極的にお申し込みをした方がいい」

など、たくさんの知識や経験が増えていきます。

これは、カウンセラーにとって大きな財産です。

経験があるからこそ、会員さまに伝えられることも増えていきます。

ただ、その経験が増えたからこそ、気をつけたいことがあります。

それは、

「自分にとって良い方法を、相手にも当てはめてしまうこと」

です。

私たちは無意識のうちに、

「私はこうしたらうまくいった」

「今までの会員さまはこうだった」

「この方法が一番いい」

と、自分の経験を基準に考えてしまうことがあります。

でも、会員さまは一人ひとり違います。


同じアドバイスでも「響き方」は違う

たとえば、

「まずは行動しましょう!」

という言葉。

すぐに行動できる人にとっては、

「よし、やってみよう!」

と、背中を押してくれる言葉になります。

でも、慎重に考えてから動きたい人にとっては、

「そんなに急かさないでほしい」

と感じるかもしれません。

ほかにも、

婚活パーティーやイベントなど、大人数の場が楽しい人もいれば、

人が多い場所に行くだけで疲れてしまう人もいます。

頻繁にLINEをしたい人もいれば、

自分のペースで連絡を取りたい人もいます。

「頑張って!」

と背中を押してほしい人もいれば、

その前に、

「それは不安だったよね」

と気持ちを受け止めてもらいたい人もいます。

どちらが正しいのでしょうか?

もちろん、どちらも間違いではありません。

ただ、個性や感じ方が違うだけです。


「正しいアドバイスなのに、なぜ伝わらないの?」

婚活カウンセラーの方から、

「ちゃんとアドバイスしているのに、会員さまが動いてくれない」

「一生懸命サポートしているのに、なぜか距離を感じる」

「良かれと思って言っているのに、会員さまが落ち込んでしまう」

というご相談をいただくことがあります。

そんなとき、

「もっと伝え方を工夫しましょう」

だけでは解決できないことがあります。

大切なのは、

その会員さまが、どんなふうに物事を受け取りやすい人なのかを知ること。

そして、

その人に合ったコミュニケーションを選ぶこと。

ここなんです。


「私はこう思う」から「この人はどう感じる?」へ

会員さまとのコミュニケーションで、ぜひ意識してほしいことがあります。

それは、

「私はこう思う」

から、

「この人は、今どう感じているんだろう?」

へ視点を変えること。

たとえば、

「どうして、この人は行動しないんだろう?」

ではなく、

「何か不安があるのかな?」

「今は気持ちが追いついていないのかな?」

「どこでつまずいているんだろう?」

と考えてみる。

「なんで返信が遅いんだろう?」

ではなく、

「この人にとって、LINEはどんな位置づけなんだろう?」

と考えてみる。

「もっと積極的になってほしい」

ではなく、

「この人が安心して一歩を踏み出すには、どんな関わり方が必要なんだろう?」

と考えてみる。

この視点が持てるようになると、会員さまとの関わり方は大きく変わります。


婚活カウンセラーは「人を変える仕事」ではない

私は、婚活カウンセラーの仕事は、

会員さまを自分の理想の形に変えることではない

と思っています。

その人の個性を知る。

その人の価値観を知る。

その人の感じ方を知る。

そして、その人が自分らしく婚活を進められるように伴走する。

それが、婚活カウンセラーの大切な役割だと思っています。

もちろん、必要なときには背中を押すことも必要です。

厳しいことを伝えなければならない場面もあります。

でも、

「何を言うか」だけではなく、
「誰に、どんなタイミングで、どんな言葉で伝えるか」

が、とても大切なんです。


「寄り添う」の意味を、もう一度考えてみる

婚活では、

「会員さまに寄り添いましょう」

と言われることがあります。

でも、寄り添うというのは、

ただ優しくすることではありません。

何でも会員さまの言う通りにすることでもありません。

私は、

「相手を理解しようとすること」

が、寄り添うことのスタートだと思っています。

相手を理解しようとするから、

「今は背中を押した方がいい」

「今日は話を聞くことを優先しよう」

「この言い方だとプレッシャーになるかもしれない」

という判断ができるようになります。

つまり、

コミュニケーションは「言葉選び」だけではなく、「相手を知ること」から始まる。

私はそう考えています。


個性が変われば、関わり方も変わる

私が婚活カウンセラーのコミュニケーション育成で大切にしているのが、

「個性を知ること」

です。

同じ言葉をかけても、

響く人と響かない人がいます。

安心する人もいれば、

プレッシャーに感じる人もいます。

行動につながる人もいれば、

逆に動けなくなる人もいます。

だから、

個性が変われば、関わり方も変わる。

関わり方が変われば、

会員さまとの信頼関係も変わっていきます。

そして信頼関係ができると、

今まで届かなかった言葉が、

「この人の言うことなら、やってみよう」

と、届くようになることがあります。

私は、ここに婚活カウンセラーのコミュニケーション力の大きな可能性があると思っています。


成婚を目指すなら、「人を知る力」を磨いてほしい

婚活カウンセラーは、

婚活の知識だけを持っていればいい仕事ではありません。

プロフィールの作り方。

お見合いの組み方。

交際中のサポート。

男性・女性心理。

成婚までの進め方。

もちろん、こうした知識は必要です。

でも、それと同じくらい大切なのが、

「目の前の会員さまを理解する力」

です。

なぜなら、

同じ婚活の悩みでも、

その人によって原因も違えば、

必要な声かけも違うからです。

だからこそ私は、

婚活カウンセラーには、

「婚活を教える力」だけではなく、
「人を知り、その人に合わせて関わる力」

を身につけてほしいと思っています。


ラーメン屋さんで改めて感じたこと

夫と私。

同じラーメンを食べて、

同じ場所にいて、

同じ時間を過ごしていたのに、

感じたことはまったく違いました。

夫にとっては「元気になる空間」。

私にとっては「ちょっと疲れる空間」。

どちらが正解でもありません。

ただ、違っただけ。

会員さまとのコミュニケーションも同じです。

「私だったらこうする」

ではなく、

「この人だったら、どう感じるだろう?」

この視点を持つだけで、会員さまとのすれ違いは減らせるのではないでしょうか。


会員さまとのコミュニケーションに悩んでいる婚活カウンセラーさんへ

もし今、

「一生懸命サポートしているのに、なぜかうまくいかない」

「会員さまとの距離が縮まらない」

「言葉がうまく届かない」

「どこまで背中を押していいのかわからない」

そんな悩みがあるなら、

まずは一度、

「この人は、今どう感じているんだろう?」

と考えてみてください。

アドバイスを増やす前に、

会員さまを知る。

言葉を増やす前に、

会員さまの声を聴く。

「正しいことを伝える」だけではなく、

「この人に届く伝え方」を考える。

その積み重ねが、

会員さまとの信頼関係をつくり、

結果として成婚への近道につながっていくのだと思います。

私はこれからも、

婚活カウンセラーの皆さんが、

「何を言えばいいかわからない」

から、

「この会員さまには、こう関わろう」

と自信を持ってサポートできるようになるための、

コミュニケーションを伝えていきたいと思っています。

婚活カウンセラーに必要なのは、

ただ「コミュ力」を上げることではありません。

目の前の人を知り、
その人に合わせて関わり方を変える力。

これからの婚活サポートには、

この「コミュニケーションスキル」が、ますます大切になると私は思っています。