婚活カウンセラーが知っておきたい「サポートの落とし穴」
こんにちは。
婚活カウンセラーのための
コミュニケーション育成をしている、あさです。
今日は、先日家族で中華料理屋さんに行ったときの出来事から、
「婚活カウンセラーのサポートで大切なこと」
について、少しお話ししたいと思います。
「少しでも役に立てたら」が、逆効果になることもある
先日、家族で人気の中華料理屋さんへ行きました。
とても活気のあるお店で、お料理もおいしかったのですが……
結構、油たっぷりのお料理が多くて(笑)
食べ終わったあとの取り皿も、なかなかギトギトでした。
食事が終わったとき、夫がお皿を重ねようとしたんです。
その瞬間、
「ちょっと待って〜!」
と、私は止めました。
実は以前の私は、
「お店の方が片付けやすいだろうな」
「少しでもお役に立てたらいいな」
と思って、食べ終わったお皿を重ねていたんです。
ところが以前、テレビ番組で飲食店の方が、
「お皿は重ねないでほしい」
と話されているのを聞きました。
「えーーー!!」
私、ずっとやっていました……。
理由を聞いて、さらに納得。
油や汚れがついたお皿を重ねることで、その汚れがお皿の裏側についてしまう。
すると、本来なら洗わなくてもよかった部分まで洗う必要が出てくるそうなんです。
「なるほど……」
と思いました。
私は、
「片付ける人が楽になるように」
と思ってやっていた。
でも、相手にとっては、
「余計な仕事を増やしてしまうこと」
だったかもしれない。
この出来事から、私はふと、
「これって、人との関わりも同じだな」
と思ったんです。

婚活カウンセラーが陥りやすい「良かれと思って」の落とし穴
婚活カウンセラーをしていると、
会員さまのために、
「何とかしてあげたい」
「少しでも力になりたい」
「幸せになってほしい」
「成婚してほしい」
そんな気持ちになりますよね。
私自身も、もちろんそうです。
だからこそ、会員さまが悩んでいると、
「こうしたらいいですよ」
「次はこうしてみましょう」
「もっと積極的に動いてみましょう」
と、すぐにアドバイスしたくなることがあります。
なかなか行動できない会員さまには、
「こうすれば動けますよ」
と背中を押したくなる。
お見合いが決まらなければ、
「プロフィールを変えてみましょう」
「写真を変えてみましょう」
「申し込み数を増やしてみましょう」
と、次々に提案したくなる。
もちろん、そこには、
「会員さまを何とかしてあげたい」
という愛情があります。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみたいんです。
「私がしてあげたいこと」と「会員さまが求めていること」は同じでしょうか?
例えば、
「最近、婚活がうまくいかなくて……」
と会員さまから相談されたとします。
カウンセラーとしては、
「では、プロフィールを見直しましょう!」
「申し込みを増やしてみましょう!」
「もっと積極的に動きましょう!」
と、すぐに解決策を伝えたくなるかもしれません。
でも、その会員さまが本当に求めていたのは、
「そうだったんですね」
「それはつらかったですね」
「今までよく頑張ってきましたね」
という、
ただ気持ちを受け止めてもらうこと
だったかもしれません。
反対に、
「どうしたらいいですか?」
「具体的に教えてください」
と、明確な答えを求めている会員さまもいます。
つまり、
同じ悩みでも、求めているサポートは一人ひとり違う
ということです。

「寄り添う」とは、何でも受け入れることではない
私は、
「寄り添うことが大切」
という言葉をよく聞きます。
もちろん、寄り添うことは大切です。
でも、
寄り添う=何でも受け入れること
ではないと思っています。
本当の意味で寄り添うためには、
「今、この方は何を求めているんだろう?」
と考えることが必要です。
アドバイスが欲しいのか。
話を聞いてほしいのか。
共感してほしいのか。
一緒に整理してほしいのか。
背中を押してほしいのか。
それとも、
少し時間を置いてほしいのか。
そこを見極めずに、
「私はこうしたほうがいいと思う」
だけでサポートをしてしまうと、
カウンセラーの「良かれ」が、会員さまにとっての
「負担」になってしまうことがあります。

さらに難しいのは、会員さまが「違います」と言えないこと
ここが、婚活カウンセラーにとって、とても大切なポイントだと思っています。
会員さま全員が、
「今はアドバイスはいりません」
「今日は話を聞いてほしいだけです」
「もう少し自分で考えたいです」
と、はっきり言えるわけではありません。
むしろ、
優しい人ほど我慢してしまうことがあります。
「せっかく考えてくれているから……」
「私のために言ってくれているから……」
「ちゃんと応えなきゃ……」
そうやって、カウンセラーに合わせてしまう。
すると、
カウンセラーは、
「こんなにサポートしているのに、なかなか動いてくれない」
と思う。
会員さまは、
「本当はそこじゃないんだけどな……」
と思う。
この小さなズレが積み重なると、
「相談しにくい」
「本音を言いにくい」
「分かってもらえない気がする」
という感覚につながることがあります。
そして、それが信頼関係に影響してしまうこともあります。
婚活では、カウンセラーとの信頼関係が活動を進めるうえで重要な土台になります。実際に、専任のカウンセラーが継続してサポートすることで、会員の背景や価値観を理解しやすくなり、相談や判断がスムーズになるとされています。
だからこそ、
「何をしてあげるか」だけではなく、
「どう関わるか」
が大切なんです。

アドバイスをする前に「ひと呼吸」
私自身、最近は何かアドバイスをする前に、ひと呼吸置くようにしています。
「この方は今、何を求めているんだろう?」
「アドバイスかな?」
「共感かな?」
「気持ちの整理かな?」
「背中を押してほしいのかな?」
そんなふうに、一度考えてみる。
そして、
会員さまの言葉だけではなく、
表情。
声のトーン。
話すスピード。
間。
LINEの文章。
普段との違い。
そんな小さな変化にも目を向けてみる。
すると、
「今はアドバイスより、まず気持ちを受け止めたほうがいいかもしれない」
と気づくことがあります。
逆に、
「この方は、もう気持ちの整理ができている。今は具体的な方法を知りたいんだな」
と分かることもあります。
この違いが、コミュニケーションではとても大切なんです。

婚活カウンセラーに必要なのは「アドバイス力」だけではありません
婚活カウンセラーに必要なのは、もちろん婚活の知識です。
プロフィール作成。
お見合い。
交際。
プロポーズ。
成婚までの流れ。
さまざまな知識や経験が必要です。
でも、それだけではありません。
私は、
「人を理解する力」
も、婚活カウンセラーには必要だと思っています。
例えば、
なかなか行動できない会員さまがいたとします。
「この人は行動力がない」
と決めつけるのではなく、
「なぜ動けないんだろう?」
と考えてみる。
慎重だからかもしれない。
失敗することが怖いのかもしれない。
自信がないのかもしれない。
情報が多すぎて整理できていないのかもしれない。
カウンセラーとの信頼関係が、まだ十分ではないのかもしれない。
同じ「動かない」という行動でも、理由は一人ひとり違います。
だからこそ、
行動だけを見るのではなく、その人を見る。
ここが大切なんです。

個性が変われば、関わり方も変わる
私は色彩心理学を学んでいる中で、
「人は本当に一人ひとり違うんだな」
と、改めて感じています。
価値観も違う。
安心する言葉も違う。
決断のスピードも違う。
人との距離感も違う。
悩んだときの反応も違う。
だから、
同じ言葉を全員にかければいいわけではありません。
ある会員さまには、
「大丈夫。まずやってみましょう!」
という言葉が背中を押すかもしれません。
でも、別の会員さまには、
「焦らなくて大丈夫ですよ。一緒に整理していきましょう」
という言葉のほうが安心できるかもしれません。
同じ「婚活を前に進める」という目的でも、
そこへ向かうための関わり方は違うんです。
だから私は、
個性を知ることは、会員さまを決めつけることではなく、会員さまを理解するためのヒント
だと考えています。
「良かれと思って」を「相手に届くサポート」に変える
中華料理店でのお皿の話。
私が「少しでも役に立ちたい」と思っていた気持ちは、決して悪いものではありませんでした。
むしろ、
相手を思う気持ちがあったからこそ、やっていたことです。
婚活カウンセラーも同じです。
「会員さまを幸せにしたい」
「成婚してほしい」
「何とか力になりたい」
その気持ちは、カウンセラーとして、とても大切なもの。
だから、その気持ちはなくさなくていい。
ただ、その前に一つだけ。
「これは、相手にとって本当に嬉しいことかな?」
と考えてみる。
「私はこうしたい」から、
「この方はどうしてほしい?」
へ。
「正しいアドバイス」から、
「この方に届く言葉」
へ。
「何とか動かす」から、
「その人が動ける状態をつくる」
へ。
この視点が加わるだけで、会員さまとの関係は大きく変わっていくと思います。
成婚をサポートする前に、信頼を育てる
婚活カウンセラーの仕事は、
「お見合いを組むこと」
「交際を進めること」
「成婚させること」
だけではありません。
その土台にあるのは、
「この人になら話しても大丈夫」
と思ってもらえる関係づくりです。
そして、
「この人が言うなら、やってみようかな」
と思ってもらえる信頼です。
そのためには、
ただ知識を伝えるだけではなく、
目の前の会員さまを知ること。
個性を理解すること。
今の気持ちを観察すること。
その人に合った言葉を選ぶこと。
これが、とても大切だと私は考えています。
あなたの「助けたい」は、そのままでいい
婚活カウンセラーとして、
「何とかしてあげたい」
と思うあなたの気持ちは、とても素敵です。
でも、
その「助けたい」という気持ちに、
観察力
相手を理解する力
個性に合わせて関わる力
が加わったらどうでしょう?
きっと、今まで以上に、
「この人に相談してよかった」
「この人だから安心できる」
「この人と一緒に婚活を頑張りたい」
と思っていただけるカウンセラーに近づいていくはずです。
そして、その積み重ねが、
信頼される婚活カウンセラー
そして、
成婚につながるサポート
につながっていくのだと思います。
良かれと思う気持ちは、そのままで大丈夫。
ただ、その前に、
「相手にとっては、どうかな?」
と、ひと呼吸。
そのひと呼吸が、あなたのサポートを変えるかもしれません。
私は、婚活カウンセラーさんが「もっと頑張らなきゃ」と一人で抱え込むのではなく、
会員さまの個性を知り、関わり方を変えることで、もっとラクに、もっと自信を持ってサポートできるようになってほしい
と思っています。
一人ひとり違うからこそ、婚活サポートは面白い。
個性が変われば、関わり方が変わる。
関わり方が変われば、信頼関係が変わる。
信頼関係が変われば、会員さまの行動も変わっていく。
私は、そんな「人と人との関わり」を大切にする婚活カウンセラーを、これからも育てていきたいと思っています。

