~会員さまの答えを引き出すコミュニケーションとは~
婚活カウンセラーとして会員さまをサポートしていると、
「この人はやめておいた方がいいですよ」
「こちらの方が合っていると思います」
「こうした方がうまくいきますよ」
と、アドバイスしたくなることはありませんか?
もちろん、会員さまに幸せになってほしいからこそ。
これまでの経験や、たくさんの会員さまをサポートしてきた経験があるからこそ、「この先どうなるか」が見えてしまうこともあります。
でも、その「良かれと思って」の先回りが、時には会員さま自身の選択を狭めてしまうことがあります。
今回は、私自身の子育ての出来事を通して、婚活カウンセラーにとって大切な「先回りしないコミュニケーション」についてお話ししたいと思います。
高校生の息子の修学旅行説明会で感じたこと
先日、高校生の息子の修学旅行説明会に行ってきました。
今どきの修学旅行は、なんと選択制なんですね。
国内コースと海外コース。
どちらも4泊5日なのですが、旅費は約10万円違います。
説明会から帰宅して、息子にそれぞれの内容を説明していた時のこと。
私は心の中で、
「国内の方がディズニーもあるし、楽しそうじゃない?」
「グアムは暑いし、買い物と観光が中心だし……」
なんて思っていました。
そして、思わず口から出そうになった瞬間、
「あっ、いかん、いかん」
と、ぐっと飲み込みました。
なぜなら、息子は親の表情や空気感をよく感じ取るタイプだからです。
人の様子をよく観察し、相手の気持ちを考える慎重なタイプ。
もし私が、
「国内の方がいいんじゃない?」
という雰囲気を出してしまったら、
本当は海外に行きたいと思っていても、
「お母さんは国内がいいと思っているんだろうな」
と、私に気を遣ってしまうかもしれません。
そして数年後、
「本当はグアムに行きたかったっちゃん……」
なんて言われたら、私はきっと後悔します(笑)
だからこそ、私が意識したのは、
「私がどう思うか」ではなく、「息子はどうしたいのか」
でした。

「どっちがいい?」の前に、まず「どうしたい?」を聞く
もちろん、親として心配はあります。
費用のこと。
安全面のこと。
海外旅行だからこそ気になることもあります。
でも、最終的にその修学旅行に行くのは息子。
どちらのコースを選ぶのかも、息子自身です。
だから私は、
「どっちが気になる?」
「何が楽しそう?」
「どっちに行ってみたい?」
と聞くことにしました。
私の意見を先に伝えるのではなく、
まず本人の気持ちを聞く。
その時、ふと思ったんです。
「これって、婚活カウンセラーも同じだな」
と。
婚活カウンセラーが「先回り」してしまう理由
婚活カウンセラーは、会員さまよりも婚活について知っていることがたくさんあります。
これまで多くのケースを見てきたからこそ、
「このパターンはうまくいかないかもしれない」
「この方とは相性が良さそう」
「この人は少し慎重になった方がいい」
など、先のことが見える場合があります。
だからこそ、
「失敗してほしくない」
「傷ついてほしくない」
「できるだけ早く成婚してほしい」
という思いから、先回りしてアドバイスしてしまうことがあります。
これは決して悪いことではありません。
むしろ、会員さまを大切に思っているからこその行動です。
ただ、ここで一度立ち止まって考えてみたいのです。
そのアドバイスは「会員さまのため」になっていますか?
私たちが伝えているアドバイスは、
本当に会員さまが望んでいることなのでしょうか?
それとも、
カウンセラー自身の価値観や経験から導き出した答え
になっていないでしょうか?
例えば、会員さまが、
「この方と交際を続けるか迷っています」
と相談してきたとします。
そこで、
「私はやめた方がいいと思います」
とすぐに答えを出してしまう。
もちろん、経験のあるカウンセラーなら、そう思う理由があるでしょう。
でも、その前に、
「何が気になっていますか?」
「どんなところで迷っていますか?」
「本当はどうしたいと思っていますか?」
と聞いてみる。
すると、会員さま自身も気づいていなかった
気持ちが出てくることがあります。

大切なのは「答えを与える」ことではなく「答えを見つけるサポート」
会員さまが迷っている時、カウンセラーとしては答えを教えたくなります。
でも、
本当に必要なのは、答えを与えることではなく、会員さま自身が答えを見つけられるようにサポートすること
なのではないでしょうか。
なぜなら、
結婚するのはカウンセラーではなく、会員さま自身だからです。
自分で考えて、
自分で悩んで、
自分で選んだ。
だからこそ、その後の結婚生活でも、
「私はこの人と生きていく」
という自分自身の選択として向き合うことができます。
反対に、
「カウンセラーさんがそう言ったから」
「先生がおすすめしてくれたから」
という理由だけで決めてしまうと、もし結婚後に問題が起きた時、
「カウンセラーさんに言われたから……」
と、誰かのせいにしてしまう可能性もあります。
だからこそ、婚活カウンセラーには、
会員さまが自分で選択できるようにサポートすること
が大切なのだと思います。
もちろん「アドバイスをしない」という意味ではありません
ここは、とても大切なポイントです。
先回りしないということは、
何もアドバイスしない
ということではありません。
婚活カウンセラーとして、必要な情報を伝えることは大切です。
経験から伝えられることもあります。
会員さまが危険な選択をしそうな時には、きちんと伝える必要もあります。
ただ、
「伝える前に聴く」
ことを意識してみる。
それだけでも、会員さまとのコミュニケーションは変わってきます。
「何を伝えるか」より「どう関わるか」
私は、色彩心理コミュニケーションを学んでから、より強く感じるようになりました。
人には、それぞれ違った個性があります。
決断が早い人。
じっくり考えてから決めたい人。
背中を押してほしい人。
自分で考える時間が必要な人。
たくさん話しながら気持ちを整理する人。
静かに考えながら、自分の中で答えを見つけていく人。
同じ言葉をかけても、全員が同じように受け取るわけではありません。
だから大切なのは、
「何を伝えるか」だけではなく、「その人に合わせて、どう関わるか」
です。
会員さまの個性を知ることで、アドバイスが「サポート」に変わる
会員さまの個性を知る。
今の気持ちを知る。
何を大切にしているのかを知る。
どんな言葉なら受け取りやすいのかを考える。
そうすることで、カウンセラーの関わり方は変わります。
「こうしてください」
ではなく、
「あなたはどうしたいですか?」
と聞ける。
「私はこう思います」
だけではなく、
「あなたにとって、一番大切なのは何ですか?」
と、一緒に考えることができる。
すると、
「アドバイスする人」から「人生の選択をサポートする人」へ
カウンセラーとしての役割が変わっていきます。

子育ても婚活支援も、実は同じなのかもしれません
今回の息子の修学旅行の出来事を通して、私は改めて感じました。
子育ても婚活支援も、どこか似ているな、と。
「失敗してほしくない」
「後悔してほしくない」
「幸せになってほしい」
そう思うほど、私たちは先回りしたくなります。
でも、
相手を大切にすることは、すべてを先回りして決めてあげることではありません。
時には、
信じて待つ。
見守る。
考える時間を渡す。
そして必要な時に手を差し伸べる。
そんな関わりも大切なのではないでしょうか。
婚活カウンセラーの役割は「人生を決めること」ではない
婚活カウンセラーの仕事は、
会員さまの人生を決めることではありません。
会員さまが、
「私はどうしたいんだろう?」
と、自分自身の気持ちに気づき、
自分らしい人生を選べるように伴走すること。
時には背中を押す。
時には一緒に考える。
時には必要な情報を伝える。
そして時には、そっと見守る。
その人に必要な関わり方を選ぶことが、
婚活カウンセラーとしての大切な役割なのだと思います。
今日からできる「先回りしない」3つの質問
もし、会員さまにアドバイスしたくなったら、すぐに答えを伝える前に、この3つを聞いてみてください。
①「どう感じていますか?」
まずは会員さま自身の気持ちを確認する。
②「本当はどうしたいですか?」
周りの期待ではなく、自分の本音に目を向けてもらう。
③「何を一番大切にしたいですか?」
会員さま自身の価値観を整理してもらう。
この3つを聞いてから、
「私の経験では、こういう考え方もありますよ」
と伝える。
そうすると、カウンセラーのアドバイスが押しつけではなく、
会員さまが選択するための材料
になっていきます。
会員さまの「答え」を信じる
私たちは、会員さまの幸せを願っています。
だからこそ、
「もっとこうした方がいい」
「こうすれば成婚できる」
と、先回りしたくなることがあります。
でも、会員さまの人生を歩くのは、会員さま自身。
だからこそ、
「あなたはどうしたい?」
と問いかけること。
そして、その答えを一緒に探していくこと。
それが、会員さまの自己決定を支えるコミュニケーションにつながるのではないでしょうか。
私自身も、これからも大切にしたいこと
今回の修学旅行説明会で、改めて感じました。
良かれと思って先回りするより、
相手を信じて見守る勇気も必要。
これは、子育ても婚活支援も同じなのかもしれません。
そして私は、婚活カウンセラーの皆さまにも、
「何を言えば会員さまが動くのか」
だけではなく、
「この会員さまには、どんな関わり方が合うのだろう?」
という視点を大切にしてほしいと思っています。
会員さまの個性を知る。
会員さまの気持ちを知る。
そして、その人に合ったコミュニケーションを選ぶ。
それができると、
「アドバイスする婚活カウンセラー」から、
「会員さまが自分らしい答えを見つけることを支えられる婚活カウンセラー」
へと変わっていくのではないでしょうか。

最後に……
さて、息子は国内と海外、どちらを選ぶのでしょうか?
ここまで書いておきながら……
母としては、
「国内を選んでほしいなぁ〜(笑)」
というのが本音です。
でも、息子自身が考えて、
自分で選んだことなら、
私はその選択を応援したいと思います。
そしてこれは、婚活カウンセラーとしても同じ。
会員さまの人生を決めるのではなく、会員さまが自分の人生を選べるように伴走する。
そんなカウンセラーでありたいですね。
婚活カウンセラーのコミュニケーションを学びたい方へ
会員さまへの声かけや関わり方に、
「これでいいのかな?」
と迷うことはありませんか?
婚活では、同じ言葉でも、会員さまの個性によって受け取り方が変わります。
だからこそ、
「何を言うか」だけではなく、「誰に、どう伝えるか」
を学ぶことが、会員さまとの信頼関係づくりにつながります。
会員さまの個性を理解し、一人ひとりに合わせたコミュニケーションができる婚活カウンセラーを目指したい方へ。
私は、婚活カウンセラーの皆さまが、会員さまとの関係をより良くし、成婚につながるサポートができるよう、コミュニケーションの学びを
お伝えしています。
「もっと会員さまに寄り添えるカウンセラーになりたい」
「アドバイスしているのに、なかなか会員さまに伝わらない」
「会員さまによって、関わり方を変えられるようになりたい」
そんな方は、ぜひ一度、ご自身のコミュニケーションを
振り返ってみてくださいね。

