〜個性の違いに気づくことが、カウンセリングの質を変える〜
婚活カウンセリングの現場では、
こんな声を耳にすることがあります。
「ちゃんとサポートしてもらえているのか分からない」
「もっと寄り添ってほしい」
「気持ちを理解してもらえていない気がする」
一方で、婚活カウンセラーは、
会員さまのためを思い、
・次に取るべき行動を考える
・現実的で具体的なアドバイスを伝える
・最短で結果につながる道を示す
こうした対応をしていることがほとんどです。
どちらも間違っていません。
それでも「ズレ」を感じる場面が生まれるのは、なぜでしょうか。

同じ出来事でも、受け取り方は人それぞれ
先日、私自身が体験した出来事があります。
息子の高校受験の合否発表の日。
家族は同じ家にいましたが、
合否を知るタイミングはそれぞれ別でした。
私は「この瞬間を家族で共有したい」
夫は「一秒でも早く結果を知りたい」
どちらも自然な反応です。
ただ、大切にしているポイントが違っただけ。
そして私は、
「一緒に見たい」という自分の思いを
言葉にしていませんでした。
この体験から改めて気づいたのが、
個性によって“当たり前”は大きく違うということです。
婚活現場で起きるズレの多くは「個性の違い」
婚活の現場でも、同じ構図がよく見られます。
会員さまは、
「今は気持ちを聞いてほしい」
「共感してもらえるだけで安心する」
一方でカウンセラーは、
「次の一手を示したい」
「具体的な改善点を伝えたい」
どちらも善意。
しかし、個性を見誤ると、
「分かってもらえない」
「ズレている気がする」
という感覚につながってしまいます。
問題は、能力や経験ではありません。
個性の違いに気づけていないことが、
関係性をぎくしゃくさせているのです。

カウンセリングの質を変える3つの視点
婚活カウンセラーが意識したいポイントは、
実はとてもシンプルです。
- 今、会員さまは
「共感」を求めているのか
「答え」を求めているのか - 不安を吐き出したい段階なのか
行動に移る準備が整っているのか - 自分の“正解”を
相手に当てはめていないか
この視点を持つだけで、
会員さまの反応は大きく変わります。

伝える前に「見る」ことが、信頼をつくる
婚活カウンセリングで
最も大切なのは、
「正しいことを伝える」ことではなく、
「この人は、どんな関わり方だと安心するのか」を見ること。
個性に合った関わり方ができたとき、
会員さまは自然と心を開き、
前に進む力を取り戻していきます。
婚活が止まるのは、
やる気がないからでも、
能力が足りないからでもありません。
多くの場合、
その人に合った関わり方が、まだ見つかっていないだけ。
個性を知ることは、婚活カウンセラーの大きな武器になる
私自身、
家族の個性を理解できるようになってから、
無駄なストレスが大きく減りました。
婚活カウンセリングも同じです。
個性を知り、
関わり方を少し調整するだけで、
サポートの質は確実に変わります。
そしてそれは、
会員さまだけでなく、
カウンセラー自身を守ることにもつながります。
「うまくいかない理由が分からない」
そんな状態から抜け出すために。
まずは、
目の前の会員さまの“個性”に、
もう一度目を向けてみてください。


